御岳渓谷の台風19号での被災状況

10/12の台風19号で御岳・奥多摩での期間降雨量は、600mmを超える大雨となりました。最大雨量で47mmの時間帯もありました。

川の水位はみるみる増加していき、普段見えている三岩は見えなくなりました。そして三岩近くの背の高い大岩も最終的には濁流にのまれていました。交流センターの階段下の遊歩道は、冠水しておりました。そして水位はさらに上昇し、いつも観光客やパドラーや釣り人で行き交う小橋まで達しました。

流れの凄まじさで小橋は大きく揺れていたそうです。そして19時半過ぎに小橋のワイヤーが切れ、川の本流付近に架かっていた部分が崩壊し、流されました。

翌々日に水位が下がるまで、流された小橋の行方はわかりませんでした。小橋が流されるほどの流量は30年以上前に来た台風以来だったそうです。

毎秒流量600t.JPG

台風が去った翌日は晴天で、台風一過の暑い日でした。

朝からクラブハウスの周りや川の周りの状況を確認していると、まず目についたのは山の斜面の崩落でした。山の斜面の地肌が一直線にきれいに見えてました。そして小橋の崩壊と遊歩道周辺の陥没や漂流物の残骸が見受けられました。

土砂災害小橋崩落

そして川への被害も大きく、漂流物の多さや大きさ、また小橋の損壊(ワイヤーは垂れ下がったまま)や遊歩道の陥没等、私たちが大事にしてきた御岳渓谷へのダメージがあまりに深刻で山積していて、今後どうしてこの問題と向き合っていくかに頭を悩ませていました。

そんな中、地域を支える住民の方のお宅が土砂崩れが原因で断水しているので、土砂を撤去するボランティアの募集がSNSを通してなされていました。私とよっしーくんで向かうと作業が始められていましたので参加させていただきました。

御岳地区土砂災害

山からの土砂は深く堆積し、初めて見る景色にしばし無言・・・となりました。これの撤去、、、人力・・・?でいけるのか??・・・と。でもやれることからコツコツと進めていきたいと思いました。また、この斜面下流のお宅にも土砂が押し寄せておりました。

そんな中、川の仲間(御岳周辺で活動するガイドの皆さま)がぞくぞくと集まり総勢15名と地域の方々で、まず作業は水道管の復旧を目指し、水道管の蓋の捜索でした。住民の方の記憶で蓋のあるだろう場所を見つけるために掘りました。

中々出てこないのであきらめかけ、玄関の土砂の撤去や損壊した物置の解体に着手し出した時、住民の方が執念で見つけられました!!よかった~~~☆

 

また翌14日は、もっと大勢の川の仲間が集まってくれました!!

ボランティア活動.JPG総勢40名を超える皆さまで被害の出ているお宅の箇所に分かれ、重機の入れない庭先周りの土砂の堆積の除去作業でした。

小雨の降る中、作業は朝から開始され、被害に沈まないように!?笑いながら、面白いこと!?をいいながら、おふじくんをいじりつつ?!作業に支障がない程度!?に明るく現場の時は過ぎていきました。

土砂をきれいに撤去し切れていないですが、目途がたったところで作業は終えました。暗くなった後も、道路の上に何個も山積していた土砂を重機が残らずさらってくれました!!重機強し。声をかけて集まってくださった皆さまには、本当に感謝いたします。二次被害や怪我人が出ることなく終えることが出来、本当にお疲れさまでした。

まだまだ地域の復旧と復興に時間は要します。さらに川への復旧はもっと時間がかかるほど甚大な被害だと思います。

みたけレースラフティングクラブとして、川の安全確保が出来るようになるまで、ツアーの催行、クラブ活動は自粛させていただきます。まだまだ川を漕ぐのが気持ちいい季節でもあったので沢山のご予約を頂いていた中で、とても心苦しいものでありますが、どうかご理解頂きますようよろしくお願いいたします。

また澄んだ多摩川で一緒に漕げる日に向けて、準備してまいりたいと思います!!

ラフティング・スラロームカヌー・プレイボート・パックラフト・ダッキー・リバーボード・SUPなどなど色々なリバースポーツと、

釣りと、

ボルダリングと、

観光客のみなさんと、

地域にお住まいの方々と、

一緒に御岳を盛り上げていきたいと思いますので、ぜひまたお越しくださいませ☆

その時は、また声を大にして再開の報告をしていきます!!!!

しょこたん

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